カキタクナッタラ

出力することを忘れないように何かを書きます

かつて私が中小企業の中でやっていた「ひとり情シス」という役割について語ってみる

f:id:d3dayo:20170829020828p:plain

このカキタクナッタラを始めるだいぶ以前にやっていた「ひとり情シス」としてのブログを知っている人からは未だにヒトリジョーシスさんと言われるでででーさん(@d3_dayo)です!

私はかつて、中小規模くらいの会社の中で、いわゆる「ひとり情シス」と呼ばれる役割として仕事をしていました。

「ひとり情シス」とは何か?と言いますと、「ひとり情報システム部」のことです。

会社勤めをされている方はおわかりになるか思いますが、会社には情報システム部といって社内のシステムやネットワークを管理したり、IT全般の運用やマネジメントなどを任されている部署があったりします。

一般的には、部長がいて一般社員が数人いて~というイメージだと思いますが、特にITと直接的に関係性のない小規模・中規模の会社においては…システムやネットワークといったデジタル環境は今や欠かせないものの、できればITというセクションになるべく予算をかけたくない。

そんな背景から、最近はこの情報システム部としての機能を社員一人で担っている会社というのはけっこう増えているらしいんです。

そう、そして…私もかつてはそんな役割として、私のバックボーンとは本来関係のない雑貨の商社?で働いていたことがありました。

さいしょに

私にとって、この役割として経験を積めたことは結果として見ればものすごく役に立っていて、いま私が自分自身でゴニョゴニョいろんな仕事をする際にこの時の経験が活かせることが多いし、この時の経験があるからこそ食いついてきてくれる人が多いというのも事実です。

ただ、自分自身、当時のことを振り返ると「もっとこうできた」とか「ああできた」とか「こうすればよかった」とか…志半ばで終わってしまったことも多々あるので、書きたかったり書きたくなかったり…複雑な心境でもあるんですが…まあ、時間が経って自分の中ではほとぼりも冷めたので、思考の整理も兼ねて記事にしたいと思います(^_^;)


ひとり情シスの役割

f:id:d3dayo:20170829021656p:plain
会社の規模や業種、それから社員全体のITリテラシーなどにもよって様々だとは思いますが、私がひとり情シスを担っていた時のメインミッションは「基幹システム」のお世話でした。「基幹システム」というのは在庫や売上を一元管理したり、商品を管理する部門の情報と経理部門の情報を継ぎ目なく繋いだりすることができるシステムのことです。

この基幹システムのお世話に際して必要な作業は、まずは基幹システムの操作を理解すること、それからその基幹システムが自動で処理を行えるようにちょっとした言語が書けること、あとはその基幹システムはサーバーにインストールすることで社員個々の端末(クライアントパソコン)でも動作するものだったので、基幹システムを稼働させているサーバー自体の保守運用など、大体そんなところですね。

その他、この会社ではちょうどシステムの過渡期・移行時期にぶち当たっていたので新システムの調査や選定、選定に伴う商談や、こういった基幹システムとは全く関係のない作業としてはコーポレートサイト(会社HP)の更新や、メディアよりのブログ制作、それから社内の情報を集約するポータルサイトの作成、あとは現場の社員さんからくるPCやシステムに関する質問受けなど、一般的にみて「IT」という名のつきそうなものは全部面倒を見る。そんな感じでした。


ひとり情シスのやりがい

f:id:d3dayo:20170829021545p:plain
私は基本的に人が描いた絵を言われるがままに描くのが苦手なタイプで会社勤めには向きません(笑)ものすごく「俺が!俺が!」の強いタイプです。もうね、自分でちゃんと自覚してます(^_^;)

だからこそ、ひとり情シスというのは適正としては最高に合っていたと思います。部長とか上長はいません。少なくとも技術的なものが絡む決め事においては私が最後の砦なのです。だからこそ一生懸命勉強をしたし、嫌ってほど実際の環境で検証もすることができました。逃げようとしても助けてくれる・守ってくれる人はいないわけですからね。

その代わり、私以上にわかる人が誰もいない環境ですから、ある程度は自分の好みを押し付けることができるんですよね。我を通せるというか…もちろん、それはくだらない私利私欲のために通す我ではなくて、私にとってはそれがこの組織にとって一番良い選択だからゴリゴリ勧めるわけなんですが…。

失敗したら、責任は私が被ることになります。上司のせいにしたりで逃げることはできません。ただ、そもそも人の言うことを聞くのがあまり得意ではない私にとっては、このヒリヒリ感こそがやりがいや快感に直結していました。


ひとり情シスの難しさ

f:id:d3dayo:20170824145838p:plain
とは言っても、何でもゴリゴリ自分の好みが通るわけでもありません。物によってはいろいろ大人の都合が絡んでくるわけですよ。技術的にも費用的にも優れている製品であっても、社内にいる他の人はそういった面は全く理解していないわけですから、時に事実は捻じ曲げられて、何にも技術的にも費用的にもメリットはないけど偉い人が好む製品が優遇されてしまう(偉い人と付き合いがある会社の製品だからとか)そんなことは往々にしてありました。

まあ、これは仕方のないことだし、今となっては自分の「伝える力」が弱かったから覆せなかったのだと思っています。


周りにITのことを分かる人がいない

という事実は、自分にとって都合が良い時もあれば、めちゃくちゃ都合が悪い時もある。

それがひとり情シスの「難しさ」というか「もどかしさ」かなと思っています。


ひとり情シスは忙しいのか?

f:id:d3dayo:20170829021848p:plain
これはどんな役割においても一緒ですが、サボろうと思えばいくらでもサボれますよ(笑)特に!ひとり情シスはその会社の中で自分しかわからない特殊技能を扱っているわけですから、進捗を管理できる人がいないと言えばいないんですね。だから、サボろうと思えば実際いくらでもサボれます。

ただ、それをやっていると明らかに自分の首は締まっていくわけで…私が働いていた会社の機器はけっこう老朽化していたので、如何に平和な時間にその子たち(機器)のケアをしておくかがすごく大事なことでした。それをやっておかないと、自分が本当に休みたい時とかに限ってシステムが不具合を起こし…緊急でのトラブル対応が生じてしまったりするので…。

あとはやはり、普通の体系だった情報システム部なら部長などマネジメント層が担うべきことも自分が担う、保守運用の作業など一般社員が担うべきことも自分が担う、これはけっこう大変でしたね。「できれば…こんな簡単な作業は他の人にやってほしい」と思うことでも、こういった会社だと作業できるのは自分しかいないので、そんなことは言ってられずに全部自分でこなさなければなりません。

というわけで、まとめるとサボろうと思えば全然サボれるけど実際にはサボってられないのがひとり情シスというところでしょうか?まあサボらないのは当たり前のことですけどね(笑)

いま、私は自分で作業からマネジメントまですべてやらなければいけない立場に身をおいていますが、この時の経験がここでも物凄く役立っていることは言うまでもありません。


ひとり情シスは強力な権限も持っている?

f:id:d3dayo:20170829022029p:plain
持っていると言えば持っていますね。例えば、社内のメールとか全部見えてますから。誰がどれだけ私用のメールやチャットをしているかとか?PCで何をしているか?どんなサイトを閲覧しているか?とか、そんなことは全部わかっています(笑)

社内で遊んでいる方…気をつけてくださいね(笑)社内の環境ってちゃんとログとか取れるようになってますから、あんまり変なことしているとまずいですよ!出世に響きますよ!全部見えてます(笑)

特に、非IT系の会社で情シスがいる会社、もしくはひとり情シスがいる会社というのは社長もITのことは100%その担当者に丸投げで、システムに関する領域においてはかなりの決定権をくれているケースというのがほとんどです。予算申請も正直、他の企画よりもITに関する企画のほうが遥かに通りやすいですしね。なぜならば、経営者がITのことは全くわからないですし、ITという言葉に躍らされるんですよね。導入しないと時代遅れになるんじゃないかという不安が常に先行します。

だから、言葉は悪いけど、経営者がIT担当者の言いなりのようになっているケースは往々にしてあります。実際、私もよくコアメンバーとか言われてましたもん。別にその会社がやっている生業自体への知識は全くもってないにも関わらず(;・∀・)


おわりに

今回はわたしがかつてやっていた「ひとり情シス」という役割について、非常にザックリとですが…概要を語ってみました。

このひとり情シスについても、けっこう様々なエピソードを有しているので、また今後はこのブログでシリーズ化しているコールセンターネタのようにいろいろ裏側に迫る記事もしたためていこうと思っています\(^o^)/


このブログでは…よくコールセンターという職種の裏側に迫った記事を書いています!

www.d-3.site



でででーさん
www.d-3.site